2019年12月14日(土)、主催:NEA ―National eSports Association―による社会人ゲーム・eスポーツ交流会が開催されました。
ゲシピ株式会社、日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)eSports部、株式会社Esaris Worksにより立ち上げられたNEAは「eスポーツをきっかけとした企業間の交流機会」を提供し、各参加企業におけるビジネスチャンスの創出及び、eSportsシーンの発展に寄与することを目的として活動する団体です。
このNEAが第0回と銘打ち開催した企業交流イベントの模様をご紹介いたします。
■イベント概要
イベント名:NEA第0回企業交流戦
日時:2019年12月14日(土)12:00~
場所:秋葉原 ROCKET e-cafe
ゲームタイトル:League of Legends
主催:NEA ―National eSports Association―
NEA参加企業
・株式会社Esaris Works
NEA参加企業3社と招待企業の参加者にて、NEAの提唱する複数ゲームタイトルを使ったゲーム・eスポーツ企業交流イベントを実施する。
参加企業の交流および、今後のNEAによるゲーム・eスポーツ企業交流イベントの企画テストを行う。
■第0回という不思議な名称・複数タイトルを遊ぶ新しい形式
今回の企画運営であるNEAを立ち上げた中核メンバーの3人は、ゲーム・eスポーツを一緒に楽しむゲーム仲間にして飲み仲間。
飲み会の最中に「みんなで団体を立ち上げて、社会人がゲームで楽しめるイベントを開催しようぜ!」と話が盛り上がり、NEAの発足に至ったとのことです。

NEA運営メンバー
左:株式会社Esaris Works 橋本氏
中央:ゲシピ株式会社 真鍋氏
右:日本ビジネスシステムズ株式会社 仁木氏
NEAの掲げている活動方針で特徴的なのが「単一ジャンルではなく、Olympicの5種競技のように複数のジャンルで対戦し、総合得点で優勝企業を決定する」という企業対抗eSports交流戦を行う点です。
これまで様々なゲームタイトルでのゲーム・eスポーツ企業交流イベントはありましたが、複数タイトルを遊ぶものはありませんでした。
イベント運営としても難度が上がるように思われるこの取り組み、どんな狙いがあるのかをNEA代表の方々にうかがいました。
・社内で部活のようにゲーム、eスポーツに取り組んでいる企業でも、社員によって遊ぶゲームが違うことも多い。
・せっかく企業交流イベントが開催されても、そのゲームタイトルを遊んでいる社員しか選手参加できない。
・複数タイトルを扱う企業交流イベントであれば、より多くの社員が同じイベントにいっしょに参加することができる。
・各人が得意なタイトルでポイントを稼ぎ、みんなで勝利を目指すことでよりチームとして結束できる。
・これを機会に、自分が遊んでいないゲームを始めたり、これまで違うゲームを遊んでいた社員ともっと繋がる機会になる。
ゲーム・eスポーツイベントはどうしても「特定ゲームタイトルのイベント」になります。
そこを「ゲーム文化、ゲーム交流のイベント」にしていこうというアプローチです。
特定ゲームタイトルよりゲーム文化を重視したイベントとしては、LANパーティ形式があります。ですがこちらもある程度コアゲーマーでなければ参加の敷居を高く感じてしまいがちです。
そこをゲーマー個人ではなく、部活や実業団チームのように社内の仲間で取り組むという形でゲーム文化を社内・企業交流に繋げよう、という形はとても興味深いものです。
反面、扱うタイトルが増えればイベントの進行構成や準備が大変になることや、手本にする既存イベントがないという難しさもあります。
そこで今回は第0回とし、クローズド開催にて上手くいくかのテストを兼ねるといった開催趣旨となっています。
■事前のゲーム導入案内から交流
イベント会場は秋葉原にある「ROCKET e-cafe」
2FのゲーミングPCを20台備えるe-sportsカフェコーナーを借り切っての開催でした。
参加者20人を少し超えるくらいの規模感にはぴったりの会場です。

イベント開始時刻が近づくにつれ、参加者の方々が来場してきます。
各人、今回プレイするLOLこと「League of Legends」とPUBGこと「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」の自身のアカウントでのログインなど準備を進めていきます。


LOLはユアショップをみんなで開いてみる楽しい一幕も
今回、参加者の中にはLOLやPUBGをほとんどプレイしたことがない、という方も多くいたそうです。
そこで、NEA運営が中心となり、LOLとPUBGの初心者へゲームプレイのための導入や基礎を教える事前勉強会を実施したとのこと。

これまでゲームイベントとなれば、そのゲームタイトルが得意な人が参加するものでした。
ゲームイベントの開催を機会に新しくゲームを始める、ゲームを教える、という機会を作っているというのはとても珍しいケースです。
この点もNEAのゲーム文化への取り組み方としてとても特徴的です。
■大人が本気で楽しめるゲーム・eスポーツ
いよいよ開始時間となり、NEA運営からご挨拶と本日のイベント進行、ルールについて紹介がされます。

5人組のチームを4つ作り、LOLとPUBGの成績にて勝利ポイントを付与し、順位を決定します。
まずはLOLを4チームの総当たり戦で実施。PUBGはカスタムゲームにて4チーム20人のバトルロイヤルを2試合実施します。
特徴的なのは、LOLでの勝利で得られる勝利ポイントよりも、PUBGで勝利することで得られる勝利ポイントのほうがかなり多いこと。
これは明らかに経験者のほうが有利なLOLよりも、番狂わせの起きやすいPUBGを高得点にし、後半に配することでイベントを盛り上げよう、という趣旨です。
複数ゲームタイトルでイベントを行う、ということを活かせないかという模索がすでに行われています。





イベント終了後は場所を変えて、打ち上げを行いながら本日のLOLの試合のリプレイを振り返ります。
高ランクプレイヤーによる解説を交えながら、参加者で各シーンを振り返り盛り上がります。
この経験者による解説はLOL初心者の参加者にとても喜ばれていました。
打ち上げまで一貫して、経験者から初心者まで参加者全員で同じゲームの面白さを共有しよう、という空間を作っていた企業交流イベントを実現していました。

■2020年はさらにゲーム・eスポーツ企業交流が盛り上がっていく
昨年2019年は多くのゲーム・eスポーツ企業交流イベントが行われた年でした。
年末に発足したNEAもそのひとつです。そして2020年、NEAは本格的に企業交流イベントを開催していくとのことです。

これまでゲーム・eスポーツ企業交流イベントに参加していた企業の方はもちろん、これからゲーム・eスポーツ企業交流に参加してみようという方も、2020年はまさにぴったりのタイミングとなるはずです。
ぜひNEAの今後の活動を、公式ページ・公式アカウントよりチェックしてみてください。
NEA ―National eSports Association―
当メディアを運営する株式会社エイプリルナイツは、ゲームを共通言語に、社内コミュニケーションと企業交流を活性化させるwebコミュニケーションツール「cogme」を発表いたしました。
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