企業Twitterアカウント担当がレース!~公式ミニ四駆部 ベルクカイザーワンメイクレース~




いまや個人はもちろん、企業も情報発信に使うようになったTwitter。

タイムライン上でのやり取りから、企業公式Twitterアカウントの担当者同士に繋がりが生まれることもあります。

そんな企業Twitterの繋がりから「オフラインで集まってミニ四駆レースを開催しよう!」という企画が立ち上がりました。

2月14日開催「公式ミニ四駆部 ベルクカイザーワンメイクレース」を取材させていただきました。

■イベント概要

~公式ミニ四駆部 ベルクカイザーワンメイクレース~

日時:2月14日(土) 

場所:タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店

企業公式Twitter担当者による、タミヤ ミニ四駆によるレース大会を開催。

参加において使用するミニ四駆は「ベルクカイザー」に限定する。

参加企業公式Twitter

サリールちゃん(@Salir_Air)

よむ(@SungEryngii)

アイラップ(@i_wrap_official)

アンファーEC課(@angfa_ec)

インクロム(@incromP2)

エスピーレオ(@LEOBASE3)

亀屋万年堂(@kameyamannendo)

菊和製作所(@kikuwa_eteruno)

ミニ四駆処きんぎょ(@mini4_kingyo)

玄人志向(@kuroutoshikou)

SmartFlow(@smartflow0701)

つぼ八(@tsubohachi8)

ミニ四駆バーDRIBAR(@dribar_japan)

nico四駆(@Nico4wdN4N)

Neuinteresse MINI4WD club(@Ni_mini4wd_club)

ファイブゲート(@fivegate_jp)

ブランディアオークション(@brand_auction)

マクセル(@maxellJP)

ミューズエンタープライズ(@muse_enterprise)

Re:FEED(@refeed_rc)

ロップー(@roppu355)

チェッカーフラッグ(@checkeredflag_7)

■老若男女が楽しむミニ四駆

ミニ四駆(ミニよんく)は、タミヤが発売している小型の動力付き自動車模型(プラモデル)である。

小型電動機(モーター)を搭載した四輪駆動の模型で、単3型乾電池を動力源として走行する。

モーターと電池はスイッチで直結されており、スイッチを入れたら全開出力で前進し、軌道上で走行させる仕様である。

軌道が固定されているのはスロットカーと共通であるが、走行中の出力調整は出来ないため、走行したら技能介入は全く出来ない。

タミヤの登録商標(日本第2168392号ほか)であり、一般名称では無い。

(wikipediaより引用)

タミヤ ミニ四駆公式ページ

1980年代に登場し、子供でも買いやすい価格・簡単に組み立て可能、ということで大ヒットしたホビーです。

登場後に2度の漫画・アニメ作品を起因とするブームを生みだし、現在は子供の頃にミニ四駆に触れた大人が次代のユーザーを牽引する第三次ブームと呼ばれているそうです。

子供の頃の懐かしさから再び遊ぶミニ四駆。本人だけでなくお子さんがいれば、親子で楽しむのにうってつけのホビーです。

プラモデルというと男の子の趣味のようですが、その先入観は早計です。手のひらサイズのものを自分好みにカスタマイズする、という面白さは女性にも好評。

メーカー公式のレースイベントも豊富で、最も大きな「ジャパンカップ」には数千人のファンが参加するとのことで遊び続ける目標もあります。

ミニ四駆は実に40年近くファンに愛されているコンテンツです。

■企業のTwitter担当がマシンを持ちよる公式ミニ四駆部

社会人にも多くファンがいるミニ四駆。今回お邪魔したミニ四駆コミュニティは「公式ミニ四駆部」

これは企業のTwitterアカウント担当の方々のオフから生まれた集いです。

食事会で集まった際に、なにかみんなで面白いことをしたい、という話になった時にミニ四駆が選ばれたそうです。

ミニ四駆を現役で遊んでいる方を中心にTwitterで繋がった企業に声をかけ、これを機会に新たにミニ四駆を始める方も現れ、どんどん公式ミニ四駆部は拡大しているそうです。

オフラインのイベントは、これまで居酒屋つぼ八主催による「つぼ八カップ」が2回開催されています。

主催から参加企業に果たし状が送付される・・・といったエンタメ性たっぷりのイベント。

大人が本気で遊んで企業交流する、という素敵な企画でした。

■今回は2/14ベルクカイザーワンメイクレース。様々な企業が集結

今回の主催は共立電器産業のTwitterアカウント「サリールちゃん(@Salir_Air)」による「ベルクカイザーワンメイクレース」

開催日の2月14日が、TVアニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP」の登場人物ミハエル・フリードリヒ・フォン・ヴァイツゼッカーの誕生日なので、彼の愛車であるベルクカイザーだけでレース大会を行う、という趣旨です。

この呼びかけに応えたのは20を超える企業のTwitter担当者にしてミニ四レーサーの方々。

共通項はミニ四駆が好き・公式ミニ四駆部をきっかけにミニ四駆を始めた、ですので業種は様々。ミニ四駆が無ければ集まることはなかった面々と思うと不思議です。

ミューズエンタープライズ(@muse_enterprise)からは副島美咲さん(@soejimamisaki)が参加。

モデルにしてミニ四レーサー! 愛猫に似たフィギュアをマシンに搭載しての参戦。

ミニ四駆=車、ということで車に関わる業種からもゲスト参加が。

車用品のオートバックスによるクラウドファンディング「チェッカーフラッグ」(@checkeredflag_7)から、広報キャラクター「チェッカーさん&フラッグちゃん」

同じくツナギ女子の共立電器産業広報のよむさん(@SungEryngii)と並んで記念写真。

同じく車業界?から、Neuinteresse MINI4WD club(@Ni_mini4wd_club)

Neu interesse(ノイインテレッセ)は革小物ブランド。特徴は車のシートやハンドルなどに使われるレザーを使用していること。

車に縁があるブランドのため、社員でミニ四駆を始められたという面白いエピソードをお持ちです。

なかにはミニ四駆のプロ参加者も。ミニ四駆バーDRIBAR(@dribar_japan)のアスト店長。

レース参加だけでなく、レースの実況解説を担当されていました。想像以上に高速で走るミニ四駆のレース状況を把握して解説されるのは流石!

参加者のなかで最も目をひいたのはこちら、ロップー(@roppu355)

熊っぽいなにか。わかることはミニ四レーサーであることと、可愛いことだけの不思議な参加者です。

■会場 タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店

レース当日、会場となるタミヤ プラモデルファクトリー 新橋店の2Fレース場へ続々と参加者たちが集まります。

こちらタミヤ プラモデルファクトリー 新橋店には一周150m超の大きなコースが常設されています。

到着した参加者たちは試走と再セッティングを繰り返します。ミニ四駆は作っておけばOK、という訳にはいかないそうです。

コース形状が事前にわかっていたとしても、実際に現場で走らせてみないとどうなるかはわかりません。

単純にスピードを速くするだけだと、コーナーで簡単にコースアウトします。逆に安全のためにスピードを遅めにすれば、もちろん他のマシンに負けてしまいます。この反比例する要素のちょうどよい塩梅を短い準備時間の間に探らなければなりません。

そして特に難関なのがジャンプスロープ。

ジャンプの際にバランスが悪いと転倒してしまいます。またスロープの下り部分に着地してしまうと転倒の危険性が増します。

そこでマシンのバンパー部にブレーキパッドを取り付け、スロープに入った時のみパッドが接地し、減速する仕掛けを施すとのこと。

バンパーの裏側にブレーキパッドを貼ることで、傾斜に差し掛かった時だけ上手く減速できる仕組みです。

さらに細かいスピードと前後左右の重心調整を、現地でレース開始前までに施すのがミニ四レーサーの腕の見せ所です。

こちらはnico四駆(@Nico4wdN4N)のミニ四レーサーさんが持ち込まれたセッティングパーツのモーター。

全て同じモーターですが、個体差による回転数を事前にチェックしておき、モーターを乗せ換えることで微妙なスピード調整に利用するとのこと!

安定してスロープの上に着地させるのか、いっそ下りを飛び越えたところまでジャンプさせる攻めたセッティングにするのか、ミニ四レーサーの個性と戦略の違いが見えるのも面白みです。

リスクリターンの判断と、どこまで攻めたセッティングができるかの腕前がジャンプで問われます。

■激走レース!1位はベルクカイザー、続く2位はベルクカイザー、そして3位にベルクカイザー!

レースは2台ないし3台にて走行し、コース5周を1位で抜けたマシンが勝ち上がっていきます。

全車が転倒・コースアウト時には1度だけリスタート。2度目の全車転倒時には、走行距離が長かったマシンが勝者となります。

参加企業の製品やキャラクターがコースを彩ります。

本来、ベルクカイザーのみのレースですが、主催のサリールちゃんの希望により、爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGPの第100話「勝者の条件」再現レースも実施されました。

ベルクカイザー、ディオスパーダ、バスターソニックの3台でのスペシャルレース。全力で大人がミニ四駆を楽しむ光景がそこに。

1回戦ではなんと8割のマシンが転倒・コースアウトしてしまう大荒れの展開に。

ですが、2回戦やルーザートーナメントが進むにつれ、コースの特性を掴んできたのかどんどんマシンの完走率が上がっていきます。

肌で現場を感じて、適宜メンテナンスを最適化していく。手のひらサイズの車体ながら確かに「レース感」があるミニ四駆の面白さ。

ミニ四駆に詳しくない筆者でもしっかり感じ取れる面白みと熱気でした。

決勝に進んだのは3台のベルクカイザー!そのミニ四レーサーは

SmartFlow(@smartflow0701)

玄人志向(@kuroutoshikou)

Re:FEED(@refeed_rc)

スタートから圧倒的なスピードでトップを走るのが玄人志向。

車体に自作のマスダンパー機構(上下するウエイトを積み、ジャンプ着地時の安定性を高める)を搭載し、ジャンプスロープを高速でクリアする攻めに攻めたセッティング!

これまでのレースもそのスピードで勝利してきましたが、決勝には魔物が棲んでいる! 3週目に玄人志向、無念の着地失敗!

準決勝は圧倒的なスピードで5周を走り切ったのですが、決勝では転倒!「どうしたベルクカイザー!?」とアニメのセリフが会場に飛び交いました。

そのまま残る2台の対決は、スピードと安定性を高いバランスで両立したSmartFlowが制しました!

見事優勝に輝いたSmartFlow(@smartflow0701)のマシン。徹底された肉抜きと鮮やかなカラーリングが印象的。

スピードを出しながらもジャンプの不安がなく、見事完走での勝利!

惜しくも転倒してしまった玄人志向(@kuroutoshikou)のマシンは、金と黒の塗装がまさに玄人志向製品の外箱のカラーリング。

自作マスダンパー搭載による高速セッティングは、高コスパと高性能を使いこなせるかPC自作ユーザーの腕を試してくる玄人志向らしさがあります。

■デジタルとアナログ。オンラインとオフライン。企業交流の様々な形

今回の企業交流は、発端はTwitterというデジタルオンラインのやり取りから始まり、ミニ四駆というアナログオフラインのホビーで集まるというものでした。

社会人になってから、なかなか交流が広がらないという方も多いのではないでしょうか。

また、自社とは違う業種の企業とは接点がないものの、なにか面白いアイデアとコラボのための出会いが欲しいという企業もあるかと思われます。

ネットという繋がるインフラはすでに整っている時代です。なので交流が生まれるために必要なのは「きっかけ」

まったく接点のなかった人と人、企業と企業を繋ぐきっかけを、共通で楽しんでいるホビーが作ってくれる。

こんなケースが増えていくこと、増やしていくことも、ひとつの働き方改革かもしれません。

打ち上げは、つぼ八(@tsubohachi8)にて開催されました。名物ザンギで乾杯!

 

日本にはまだまだ多くの社会人ミニ四レーサーがいるはずです。

ぜひ我こそはという方は、公式ミニ四駆部にご参加を!

Twitter:#公式ミニ四駆部


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株式会社エイプリルナイツ メディア・イベント事業部。 ライトゲーマーゆえに、ゲームがボーダーレスなコミュニケーションツールになると感じています。社会人ゲーム文化の活性化をさせていきます。