ゲーミングヘッドセット「EPOS | SENNHEISER GSP 601」レビュー




ゲームを楽しむために重要なゲーミングデバイス。なかでもオンラインでの協力プレイが多い昨今では快適なヘッドセットの需要が高いといえます。
多くの人気ヘッドセットのひとつ「EPOS | SENNHEISER GSP 600」に今回カラーバリエーションとなる「GSP 601」「GSP 602」が登場しました。
今回はホワイトカラーの「EPOS | SENNHEISER GSP 601」のレビューとなります。

EPOS | SENNHEISER GSP 601レビュー結論

・高級感があり快適なハード設計は流石のハイエンドモデル
・音作りは高低バランス型、定位も良く万人に勧められる
・所有して満足感のある魅力的なカラーバリエーション
・GSP 600が気になっていた方はこの機会に購入は大いにあり

EPOS | SENNHEISER GSP 600が気になっていた方も多いと思われます。
しかし実勢価格が3万弱、もし自分の好みに合わないとなかなか難しい価格帯です。
ですがそこはEPOS、多くの人にマッチするであろうバランスのまさに優等生な仕上がりをしているのがGSP 600です。
カラーバリエーションの登場で今一度購入を検討してみるのはいかがでしょうか。

SENNHEISER(ゼンハイザー) ゲーミングラインを引き継いで新たに生まれたブランド 、EPOS(イーポス)

SENNHEISERは音声機器に関する老舗メーカーです。映像音声の制作現場において、マイクやモニタリング用再生機器の高い評価のメーカーです。
ゲーマーよりも制作関係の業界の方のほうがより馴染みのあるメーカーかもしれません。
PCゲームの隆盛をうけてSENNHEISERもゲーム向けの機器、いわゆるゲーミングデバイスを
Demant社と共同でSennheiser Communicationsという会社を設立し、こちらも好評を得ていました。
そして2020年3月、新ブランド「EPOS」が発表されました。
SENNHEISER のゲーミングラインを引き継いで、新たにDemant社から生まれたブランドとなります。
日本語公式アカウントも「EPOS Gaming JAPAN」が設置されています。
製品やパッケージに付いていたSENNHEISERの「S」を象ったロゴも、EPOSの「E」を象ったロゴに切り替わっています。いよいよ本格始動したEPOS、今後の展開も楽しみです。

EPOS | SENNHEISER GSP 601製品仕様

発売日2020年8月24日
重量395g
ヘッドホン構造ダイナミック、密閉型
接続3.5mm3極コネクター、3.5mm4極コネクター
対応機器PC、Mac、PS4、Xbox One、Switch
および、3.5 mm端子入力対応のゲーム機
ヘッドホン周波数特性10~30,000 Hz
インピーダンス28 Ω
ヘッドホン音圧レベル112 dB SPL @ 1 kHz、1V RMS
マイク周波数特性10~18,000 Hz
マイク感度-47 dBV/Pa
マイク特性単一指向性
参考価格28,800円(税込)

EPOS | SENNHEISER GSP 601実機による細部レビュー

外箱を開けてまず驚くのがそのカラー。
公式ページで紹介されているものやパッケージ写真と違い、ヘッドバンドの側面がメタリックブロンズ色です。

そこで内容部を確認します。GSP601本体のほかに
3.5mm3極コネクターケーブル
3.5mm4極コネクターケーブル
クイックガイド
保証証
製品注意書き
そして交換用のホワイトのカラーの側面カバープレートです。
メタリックブロンズ色の側面カバープレートは公式サイトに記載されていない追加の付属品のようです。嬉しいオマケですね。

クイックガイドのイラストによる解説はとても簡潔で分かりやすいグローバルなもので好印象です。

右耳側には音量調整ダイヤルが備わっています。
ねばりがある無段階のダイヤルとなっており、不用意に間違って動くことはなさそうです。
前方に回すと音量アップ。後方に回すと音量ダウンとなり、ダウン側に回し切ると最後にクリック感があり、完全にミュートとなります。

左耳側にはマイクを備え、専用のケーブル接続口があります。
深くしっかりと差し込むため、脱落や破損の心配は少なそうです。
3.5mm3極、3.5mm4極のどちらにも対応しているためPCはもちろん、家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機、モバイルデバイスと利用できる機器が多いのはバリューが高く、嬉しいポイントです。
よく見るとマイクブームとケーブル接続口にアクセントカラーとしてメタリックブロンズ色になっています。
カバープレートはこのアクセントカラーに合わせたものになっています。

マイクはブーム途中のゴム素材部分がある程度曲げて位置調整が可能です。
ブームを上にあげるとマイクミュート。下げるとマイクオンとなる仕様です。
ケーブル途中にマイクミュートやボリュームを備えるよりもはるかに使いやすく快適です。

イヤーパッド部は厚みがあり、耳全体をしっかりと覆う大きさです。
また素材も外部側面、肌に触れる面、内部側面と3種の布で形成されている点も注目です。
肌ざわりと通気性、そして遮音性、さらに見た目のリッチさ。これらを凝ったイヤーパッド設計で実現しています。
個人的には眼鏡を付けたうえでの装着も特に問題を感じませんでした。

イヤーパッド部とバンド部を繋ぐメタリックグレーのヒンジ部分。
バネにより適度なテンションがあります。
2軸の可動を備えることで耳へしっかりとフィットします。
こういった構造設計の贅沢さがハイエンドモデルですね。

ヘッドバンド部は分割されたメッシュ素材のクッションを備えています。
そして特徴的なのがイヤーパッドの側圧の強さを変更するスライダーを備えていること。
内側に動かすとイヤーパッドの密着が強くなり、外側へ動かすと弱くなります。
この調整ができる製品はあまり多くありません。
個人の好みや、頭の形状でベストがない要素について、調整機能を備えているのはとても快適です。

バンドの左右は12段階ほどに伸長が可能です。
側圧調整の存在や、しっかり可動するヒンジ構造から多くの人に快適にフィットするでしょう。

モノトーンでまとめられたGSP 601のデザイン。ゲーミングデバイスで定番となっているRGB点灯とは違ったシックな方向性で、しかしオーディオ機器ともまた違う存在感を出しています。
メタリックブロンズ色の交換サイドカバーの付属も、交換によって印象を変えられるため、個々人のPCデスク回りに合わせる選択肢として機能するのではないでしょうか。

EPOS | SENNHEISER GSP 601使用感

外装の出来栄えは満足感のある素晴らしいものです。
では実際のリスニング、マイク性能といった実用面はどうでしょうか。

ドライバーのパワフルな出力と高い遮音性

PCに繋いでみたところ、まず驚くのが音声出力のボリュームの強さ。
被らずともそばにあると、小型スピーカーを置いているかのごとく、音が聞こえます。
ですがGPS601を装着すると、音漏れは一気に感じなくなります。
イヤーパッドの部の設計やイヤーパッドの素材によるものでしょう、高い遮音性があります。
装着している使用者側も、ボリュームがある際には外部の音はほぼ感じず、リスニングに集中できます。

高感度のマイクはボリューム十分、かつキレも良い

マイクは構造的に装着者側とその反対側で音を拾い、側面の音は拾わないことでノイズを減らす双方向性マイクのようです。
マイク感度はかなり良くかつ明瞭です。マイクが声を拾いずらくてオンラインプレイで他のプレイヤーが発言を聞き取れず不快、ということは少なそうです。
また発声に対してマイクのオンオフのキレもしっかりしています。マイクブーム動かしてマイクが口元にちゃんと設置された際、発言とキーボード打鍵の拾い方にはしっかり差が付きます。
これによりチャットツールのマイク入力感度(マイク閾値やノイズゲートといった表記の場合もある)を適切に設定することで余計なノイズをボイスチャットにのせないことが容易に実現できそうです。

ブームと連動したマイクミュートとボリューム調整が快適

ドライバーのパワフルさとマイクの感度の高さは、なんとヘッドセットを外すとGSP 601からの再生音を自身のマイクで拾い、ハウリングするほどです。
ですが心配はいりません。ブーム連動でマイクミュートされますので、自然にはずす際にブームを上げるだけで意識せずとも不要な音を拾うことがありません。
またPC上の操作なしにGSP 601の側面ダイヤルでボリュームを調整できるのも実際に使ってみるとかなり利便性を感じます。

情報量が多いと感じる豊かなバランス型の音作り

ヘッドセットが重要視される各種FPSでGSP 601を使用してみました。
個人の感覚、好みが大きいところですが筆者は「無理なゲーム向けEQはなく、低音~高音まで明瞭に聞こえ、定位が良い」と感じました。
銃撃音や足音といったゲームで重視される特定音域を強調したセッティングのゲーミングヘッドセットもありますが、GSP 601は素直に「良い音」が聞けるセッティングのようです。
ロースペックのデバイスに比べて、様々な音が聞きやすいため「音の情報量が増えた」ような印象を受けます。
偏った音作りではないため、多くの人が使いやすく快適と感じるのではないでしょうか。
また音楽鑑賞に使っても問題なく楽しめそうです。
王道に良いオーディオ機器を作る、といった設計といえそうです。外装デザインのセンスと合わせてEPOSというメーカーの色が感じられます。

音をいじって遊びたい人にはGSX 300の併用も面白そう

PCはもちろん家庭用ゲーム機など、幅広い機器に繋ぐだけでベストに使えるGPS 601。
ですが自身でEQをいじり、ゲームごとに好みのセッティングを作ることを楽しんでいる方や、バーチャルサラウンドがあるのが好み、という方もいます。
そういった方には先だって発売された「EPOS | SENNHEISER GSX 300」の併用も面白そうです。
USB接続で簡単に音質アップとEQ調整・バーチャルサラウンドが可能になるGSX 300。
思えばホワイトカラーのSnow Editionが存在するのはまさにGSP 601のためだったわけです。
音質はもちろん、ゲーミングデスク周りを自分好みに統一感のあるコーディネートにしたい、というこだわり派にも魅力的です。
GSP 601+GSX 300 も機会があれば検証したいところです。

EPOS | SENNHEISER GSP 601 は万人に勧められるハイエンドモデル

レビュー記事をご覧いただき、今一度冒頭のGSP 601レビューの結論をご覧ください。

・高級感があり快適なハード設計は流石のハイエンドモデル
・音作りは高低バランス型、定位も良く万人に勧められる
・所有して満足感のある魅力的なカラーバリエーション
・GSP 600が気になっていた方はこの機会に購入は大いにあり

価格的には高い部類ですが、装着感向上のための調整機能や、クセがな高品質な音作りとマイクを備える、といったことから「せっかく買うならば良いものをハズレなく手にいれる」という観点でお勧めできるモデルです。
GSP 600が気になっていた方や、本格的なゲーミングヘッドセットを探し始めた、という方は、3色のカラーバリエーションが増えたこの機会、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社エイプリルナイツ メディア・イベント事業部。 ライトゲーマーゆえに、ゲームがボーダーレスなコミュニケーションツールになると感じています。社会人ゲーム文化の活性化をさせていきます。