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社内eスポーツ運動会『TOPPAN eSPORTS FESTIVAL 2021』 ~全国15拠点 ストリートファイターV チャンピオンエディション部門レポート~

2021年1月24日(日)に凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)が社内eスポーツ運動会「TOPPAN eSPORTS FESTIVAL 2021を開催しました。

イベントは「ストリートファイターVチャンネル」「ウイニングイレブン 2021チャンネル」「エンタメチャンネル」の3部構成で行われ、全国のトッパングループ従業員約50,000人が対象者として行われました。

「ストリートファイターVチャンネル」「ウイニングイレブン 2021チャンネル」では全国48拠点で実施された、予選を勝ち上がった選手による決勝トーナメントが行われました。
「エンタメチャンネル」ではTOPPANクイズ王決定戦や福田萌子さんによるトークライブなど様々なコンテンツが行われました。

本記事では「ストリートファイターVチャンネル」の様子をお届けします。

『TOPPAN eSPORTS FESTIVAL 2021』イベントスタート

「ストリートファイターVチャンネル」のMCとして郡 正夫さん、アシスタントMCに倉持 由香さんが登場しました。

その後、今回の『TOPPAN eSPORTS FESTIVAL 2021』の概要について語られました。

「会社や職場の枠を超えたコミュニケーションの場、健康なからだづくりの場であった「TOPPAN SPORTS FESTIVAL」に変わる新しいコミュニケーションの創出の場、それが『TOPPAN eSPORTS FESTIVAL 2021』です。
eスポーツのタイトルとして『ストリートファイターVチャンピオンエディション』と『ウイニングイレブン 2021』この2種類のタイトルが採用されており、48会場で実施した厳しい予選大会を勝ち上がった16チームが決勝大会で熱い戦いを繰り広げます。また本大会では様々なエンタメコンテンツもご用意しております。」

凸版印刷代表取締役社長の麿秀晴氏、凸版印刷労働組合中央執行委員長の佐藤久恒氏による挨拶が行われました。


その後、全国15拠点の競技会場中継リレーが行われ、個性豊かで様々な意気込みのインタビューがありました。

試合前に焼肉弁当を食べて士気を上げる秋葉原会場やコスプレ姿で登場する群馬会場などもあり、どの会場も楽しそうな雰囲気でした。

大会の解説としてプロゲーマーのふ~どさんが登場しました。

大会のルールは星取り形式を採用し、チーム構成は各事業部の役員・幹部1名と予選通過選手2名で行われます。

注目したいのはやはり、役員・幹部の枠があるという点で対戦前のインタビューでは学生の頃、ゲームセンターでプレイしていた方や全くの未経験の方まで様々でした。 
予選通過選手で勝ち星を上げるのも大事ですが、役員・幹部の枠でいかに勝ち星を上げるかというチームの総合力が試されるルールになります。

準決勝 第1試合 芝浦 vs 小石川B

先鋒戦はガイル対リュウの対決になりました。
ラウンド開始直後、連続の足払いで体力有利を作っていく芝浦の小鹿選手。
それに対して、小石川Bの小城選手は防御で対応しカウンターで大ダメージを与えることに成功します。
最後は小城選手の昇龍拳が決まり、先鋒戦は小石川Bチームが勝利します。

次の次鋒戦はリュウ対サクラの対決になりました。
小石川Bの園部選手が安定したコンボを決め、その有利を生かしてラウンド1を先取します。
その後、芝浦の田邊選手も積極的に仕掛けますが、園部選手は落ち着いてカウンターの対空を決め勝利しました。

大将戦はギル対アビゲイルの対決になりました。
小石川Bの池田選手が相手を画面端に追い込み、ガンガン攻めていきます。
対する芝浦の中山選手も必殺技を当てて応戦しますが、序盤の体力有利で持ちこたえ勝利します。
その後も池田選手の勢い止まらず、次ラウンドも勝利し大将戦は小石川Bチームの勝利となりました。

総合結果は0対3で小石川Bチームが決勝に進出しました!

小石川Bチーム:左から園部選手、池田選手、小城選手

準決勝 第2試合 小石川A vs 朝霞

先鋒戦はダルシムのミラーマッチ対決になりました。
お互いに中パンチやスライディングを連発しダメージを与え合う展開になり、ラウンドを取り合う状況となりました。
最終ラウンドはヨガバーナーの燃焼ダメージがうまく決まり、先鋒戦は小石川Aチームの勝利となりました。

次鋒戦はカリン対ギルの対決になりました。

ラウンド開始直後、朝霞の新井選手はギルの飛び道具と近接攻撃を活かしプレッシャーを与えます。
しかし小石川Aの谷山選手も負けじと、飛び道具を回避しコンボを狙います。
その後、新井選手が飛び道具を出した瞬間に近づきコンボでHPを削り切りラウンドを先取する展開になりました。
第2ラウンドは谷山選手を画面端に追い込むことに成功し、新井選手が一気に畳み掛け勝利しました。
第3ラウンドは新井選手が序盤優勢の展開で、読みからコンボを決めきり次鋒戦は朝霞チームの勝利となりました。

大将戦はリュウのミラー対決になりました。

解説では波動拳の撃ち合いになる事が予測されていましたが、太刀川選手はあえて使わずに相手に詰め寄ります。
詰め寄った事により永井選手に波動拳を打たせずにプレッシャーを与えることができました。
そのまま、第1ラウンドは太刀川選手勝利となりました。

第2ラウンドは永井選手がラウンドを取り返す形になり、このラウンドを勝利したチームが決勝に行ける運命の第3ラウンドに突入しました。

第3ラウンドも変わらず太刀川選手は詰め寄ってプレッシャーを与え続けます。
永井選手が波動拳を使ったタイミングを狙い、一気にコンボを決め大将戦は朝霞チームの勝利となりました。

総合結果は1対2で朝霞が決勝に駒を進める結果になりました。

小石川Aチーム:左から谷山選手、鈴木選手、永井選手

決勝戦 小石川B vs 朝霞

先鋒戦はリュウ対ダルシムの対決になりました。
リーチが長い田中選手のダルシムに対して、小城選手のリュウは近づく事で対応していました。
その後、コンボから昇龍拳で大ダメージを与えますが、ダルシムのスライディング攻撃に対応できず先鋒戦は朝霞の勝利となりました。

次鋒戦はサクラ対ギルの対決になりました。
新井選手の飛び道具に対して、距離を詰めコンボを決める園部選手がラウンド1を先取しました。
ラウンド2でも園部選手がサクラの機動力を活かし、プレッシャーを与え続けます。
その後、園部選手がそのままコンボを決めラウンドを取得し、次鋒戦は小石川Bの勝利となりました。

ここまでお互い1対1の状況で緊迫した中マッチアップはアビゲイル対リュウの対決となりました。

試合開始直後、池田選手のアビゲイルがリーチを活かし太刀川選手を画面端に追い込み続けます。
太刀川選手も応戦しますが、弾抜けからのアビゲイルパンチで池田選手がラウンドを取得します。
後がなくなった太刀川選手ですがその後も流れが掴めず、池田選手がストレートで勝利しました。

見事優勝したのは、小石川Bチームとなりました!

優勝した小石川Bチーム

コロナ以前からの凸版印刷のeスポーツ活動が活きた企画

これだけ大規模なオンラインでの社内交流イベント、さらにはeスポーツ・ゲームを題材にしてTOPPAN eSPORTS FESTIVAL 2021は開催されました。

従来の社内交流企画と違い、eスポーツ・ゲームを扱うとなれば、そのための知識や準備が必要になります。またオンラインでのイベント進行も独特の知見が必要です。
さらには一般的な企業であれば、eスポーツ・ゲームという題材について明るくない社員の方も少なくないはずです。

こういったハードルを越えて凸版印刷がTOPPAN eSPORTS FESTIVAL 2021を開催できたことは、コロナ以前の2019年3月からのeスポーツへの取り組みによるものと言えそうです。

凸版印刷は2019年3月に企業eスポーツ部「E1 HEROES」を設立し、今後隆盛する事業となるeスポーツについて、社員自らが体験していく体制を作っていました。

2019年10月には「学び」と「体験」を合わせることでeスポーツの理解を促進するイベント『eSPORTS TRINITY』を開催しています。
これはeスポーツを学ぶセミナーと、企業代表選手がeスポーツ大会を行うという試みでした。

2020年10月からは、企業チームが参加する社会人eスポーツリーグ「AFTER 6 LEAGUE」を設立。企業と社会人+eスポーツという新しい切り口を展開しています。

2020年の新型コロナ以降は、企業eスポーツ部の活動をオンラインに移行することで、部署を超えてより多くの社員がeスポーツ部活動をするようになったとのことです。

今回のTOPPAN eSPORTS FESTIVAL 2021はこのような取り組みによるノウハウの蓄積と社内へのeスポーツ活動の普及があって実現できたものです。

凸版印刷は今回のイベント運営ノウハウを活かし、今後も様々な企業イベントの運営や社内コミュニケーション施策なども積極的に支援していくとのことです。
eスポーツが可能にする、地域や部署、年代を超えたコミュニケーションツールとしての効果は、今回のイベントで凸版印刷社内により認知されたはずです。
TOPPAN eSPORTS FESTIVAL 2021を機に、凸版印刷のeスポーツへの取り組みはさらに活発になるかもしれません。

またTOPPAN eSPORTS FESTIVAL 2021が社内イベント・社内交流の新しい在り方とした与えたインパクトは大きいものです。
今後、様々な企業で同じようなオンラインとeスポーツ・ゲームを使った交流が行われるかもしれません。
プロシーンとは違うeスポーツの動き。企業と社会人+eスポーツに注目です。

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他企業とゲームを使って交流するためのさまざまな機能が備わったサービスです。

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