ここ数年、「eスポーツ」という言葉がゲームのイメージを変えています。
プロ選手によるハイレベルな試合を観戦する、という観点からのスポーツ。
年代や体力に関わりなく、更にオンラインで場所を超えて誰もが楽しめるスポーツ、としての認識が広がっています。
そのような中、ゲームで年代や部署を超えて活発な社内コミュニケーションを実現している企業が増えてきており、社員でゲームに取り組む動き「企業eスポーツ」が注目されています。
今回は企業eスポーツに取り組んでいる企業のひとつ、株式会社アウトソーシングテクノロジーの企業eスポーツ活動を取材させていただきました。
企業紹介
株式会社アウトソーシングテクノロジー

eスポーツサークル Apex Legends部門 チーム名
OST Legends
部員数
192人
活動ゲームタイトル
・Apex Legends
・League of Legends
など
今回インタビューした人
高萩さん
グローバル採用課採用責任者
eスポーツサークル サークル長

citrusFFさん
citrusFFさん(以下、しとらす)OST LegendsのcitrusFFと申します。
CitrusFFというプレイヤー名でやっていますがFFは読まずCitrus(しとらす)と呼んでください。
Apex Legendsはリリース当初からやっていて、最近はヴァルキリーやホライゾンを使っています。
ホライゾンは登場した当初から好きで使っていましたが、ヴァルキリーは登場した当初はあまり使っていなかったですね。
ヴァルキリーは最近になって評価されだしたので、普段のランクマッチや大会などでも使用するようになりました。
– 企業eスポーツに入ろうと思ったきっかけはなんだったんですか?
しとらす:社内で広報や記事を周知できる掲示板があって、それの中にeスポーツサークルの部員募集がありました。
普段から掲示板をよく見て情報収集するタイプで、丁度、FPSとかやっている時期というタイミングもあって、会社でやっているなら入るしかない!と考え最速で応募しました(笑)
LaureRxxさん
LaureRxxさん(以下、らうりあ):OST LegendsのLaureRxxと申します。
Apex Legendsを始めたきっかけはPUBGがすごく流行っていた時期に友達からApex Legendsを勧められて始めたのがきっかけです。
当初は自分のPCのスペックが低かったっていうのもあって、30FPSぐらいしか出ず、ショットガン打っただけで固まってしまう状況で何が面白いのかわかんなかったですね(笑)
徐々にYouTubeなどで動画を見て、面白いかも!と思い、シーズン4から本格的にゲーミングPCを始めました。
– LaureRxxさんはいつもレイスを使っているイメージがあるのですが、使い始めたのはいつですか?
らうりあ:レイスを使い始めたのは本格的に始めたシーズン4の時からなので一番最初からですね(笑)
「友達にどのキャラが強い?」と聞いたら「レイスが強い」と言われて、レイスを使っていたらそれ以外使えない体になってしまいました。
その結果みんなには「レイスしか使えない」と言いながらレイスをやらせてもらってます(笑)
– 企業eスポーツに入ろうと思ったきっかけはなんだったんですか?
らうりあ:入社してから丁度3年目なんですけど、入社時に採用担当の方からeスポーツサークルの事を教えていただき、その紹介で入ったのがきっかけです。
活動を続けていく中で今ではeスポーツサークルの運営の方にも携わらせていただいて、eスポーツサークルを盛り上げようと頑張っております。
LegendGodHirochiさん
LegendGodHirochiさん(以下、ひろち):OST LegendsのLegendGodHirochiと申します。
当初はPUBGをやっていたのですが、PUBGはもういいかなと思い、シーズン3から本格的にApex Legendsを始めました。
あとで話があると思うのですがeスポーツサークルの立ち上げ人の一人です。
– ひろちさんがバンガロールをよく使っている姿をみるのですが、なにか特別な理由とかありますか?
ひろち:うちは攻撃的なムーブが得意なチームで、逆に言うと守りは捨てた構成でずっとプレイしてきました。
本当はジブラルタルとかいたほうが強いのかな?とは思うんですけど、誰も使えないんですよね。
実は自分が一番得意なのはレイスなんですけど、うちにはレイス専のらうりあさんがいるんで出来ないです(笑)
eスポーツサークル発足のきっかけ
– eスポーツサークルを発足させたきっかけは何だったんでしょうか?
高萩さん(以下、高萩):やりたかったからです(笑)
– やはり「やりたい」というのは立ち上げの理由として一番に挙げられますよね
高萩:冗談です(笑)
私どもの会社は新卒採用という点において、日本トップクラスの採用率を誇っているのですが、やはり学生の趣味を聞くと圧倒的に「ゲーム」が挙げられるんですね。
そのため、この「ゲーム」に対して理解があるという事を社外的にアピールすることが出来ればより信頼感を抱いていただけるのではないか、という戦略から立ち上げが決定しました。
eスポーツサークルを立ち上げて、「PUBG」というゲームを初めてプレイしたんですが、FPSというジャンルをプレイしたことがなかった自分は驚くほどにハマってしまい、eスポーツカフェに通い詰めになってしまいましたね。出張先でも仕事終わりにeスポーツカフェに通うほどでした。
その後、グローバル採用課の責任者になったことで海外の方ともゲームで交流する機会があり、グローバルとの親和性も非常に高いコンテンツの一つだなという事を実体験として理解することができました。
このコンテンツにおけるブランディングは今後人材を集客するうえで非常にいいアピールポイントになるだろうというのが外的な要因の一つです。
内々の要因としては、何かのきっかけを作って人と人が繋がるようにしたい、それが企業のロイヤリティ向上につながるだろうと考えて発足しました。
– 企業でeスポーツを行う上でどのようなメリットを感じますか?
高萩:先ほどと重複してしまいますが、デジタルネイティブに選んでもらえる企業、次の世代の方に親近感を抱いて頂けるような企業作りができる点ですね。また、社会人になってからは新たな友人を作るのが難しいですが、ゲームを通すことで友人を作ることが出来ることもメリットだと感じますね。
– eスポーツサークルとして活動し始めてからは社内でどのような変化がありましたか?
高萩:社内にeスポーツサークルが浸透しているなと感じます。また、eスポーツというコンテンツが機能していると感じる面は多いですね。
– サークルメンバー同士で交流することで社内の雰囲気が良くなったりといった変化はありましたか?
高萩:業務内容から同じ社内にいることがないのでそういった変化はないですね。
ゲームをしている人が多いことから、eスポーツサークルに入っていない方たちとゲームする機会が増えたといった報告は受けています。
最強の企業eスポーツチーム「OST Legends」の実態に迫る。

cogme cup #4 ApexLegends citrussFF選手
– 普段の練習方法をお教えいただけますでしょうか?
らうりあ:特に決まってないですね(笑)
ひろち:大会前に大体21時過ぎから集まり始めて24時頃までやって解散するみたいな感じで、かなりラフにやってます。
– 聞かせていただいたボイスチャットの雰囲気などから、仲のいいイメージを持っていました。
しとらす:メンバーの構成は全国区でバラバラなので、ついこの前に初めてオフラインで会えたレベルです。
– 会えたきっかけは会社のイベントなどでしょうか?
らうりあ:Fennelさん主催の大会で座談会にお招きいただいて、せっかくだしみんなで行ってみよっかということで初めて顔合わせをしましたね(笑)
2回ぐらい大会で優勝してから二人の顔を知りました(笑)
– 今後はどういう活動をしていきたいとお考えですか?
らうりあ:cogme cupで他の企業さんと交流できる機会をいただいているので、もっといろんな企業さんと交流していきたいです。
– この度はインタビュー、ありがとうございました!
当メディアを運営する株式会社エイプリルナイツは、ゲームを共通言語に、社内コミュニケーションと企業交流を活性化させるwebコミュニケーションツール「cogme」をリリースいたしました。
社内コミュケーションの手段を探している方・企業間交流の機会を求めている方
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