主にゲーム向き機器を販売しているEPOSから遂に完全ワイヤレスイヤホンが発売されました!
今回は2021年1月21日に発売されたばかりのGTW 270 Hybridを先行体験したので先取りレビューをします。
目次
EPOS | GTW 270 Hybridレビューまとめ
・完全ワイヤレスなのに遅延を感じない ・音質はとてもクリアで聴き取りやすい ・こだわった設計でイヤホンの密閉性が高く、安定した装着感 ・15分の充電で最大60分の連続使用が可能。さらに専用のポータブル充電ケースを使用することで最大20時間まで使用可能 ・IPX5準拠の防水仕様で汗や小雨から製品を保護できる
SENNHEISER(ゼンハイザー) ゲーミングラインを引き継いで新たに生まれたブランド 、EPOS(イーポス)
SENNHEISERは音声機器に関する老舗メーカーです。映像音声の制作現場において、マイクやモニタリング用再生機器の高い評価のメーカーです。
ゲーマーよりも制作関係の業界の方のほうがより馴染みのあるメーカーかもしれません。
PCゲームの隆盛をうけてSENNHEISERもゲーム向けの機器、いわゆるゲーミングデバイスを
Demant社と共同でSennheiser Communicationsという会社を設立し、こちらも好評を得ていました。
そして2020年3月、新ブランド「EPOS」が発表されました。
SENNHEISER のゲーミングラインを引き継いで、新たにDemant社から生まれたブランドとなります。
日本語公式アカウントも「EPOS Gaming JAPAN」が設置されています。これまでSENNHEISERのゲーミングデバイスのファンだった方は、今後はEPOSに注目してください。
EPOS | GTW 270 Hybrid 製品仕様
イヤーカップタイプ | カナル型 |
ヘッドフォン構造 | ダイナミック、密閉型 |
接続 | 低遅延Bluetooth5.1® |
互換性 | 【ドングル使用】Switch,Android,PC,PS4【イヤホン】Bluetoothデバイス |
周波数特性 | 20~20,000Hz |
指向性 | オムニディレクショナル(無指向性) |
感度 | -20dBV/Pa |
再生時間 | イヤホン内蔵バッテリーで最大5時間、専用ポータブルケース使用で最大20時間の連続使用が可能 |
充電時間 | イヤホン内蔵バッテリーには1.5時間、専用ポータブルケースには1.75時間でフル充電 |
高速充電 | 専用ポータブルケース内で15分の充電後イヤホン内蔵バッテリーで最大60分の連続使用が可能 |
製品重量 | 【専用ポータブルケース】62.9g【イヤホン本体(L,R合計)】12.8g |
価格(希望小売価格(税込)) | 【GTW 270 Hybrid】26,800円【GTW 270】22,800円 |
EPOS | GTW 270 Hybrid パッケージと内容物
ペアリングのやり方
早速iPhone11Proに接続して使ってみようと思います。
①デバイスのBluetoothをONにする
②専用ポータブルケースにイヤホン本体を入れ、蓋を開けた状態でケース中央の電源ボタンを数秒長押し。青・赤と交互に点滅したらペアリング準備完了
※右側にドングルが映っていますが、iPhoneなどのデバイスには使用しません。
③デバイスの接続機器一覧から「EPOS GTW 270」を選択し接続完了
EPOS | GTW 270 Hybrid レビュー
装着感・操作感
イヤホンの長時間装着は耳が痛くなりがちです..。
筆者が連続で7時間ほど装着をしてみましたが、痛みや疲れを感じる事はありませんでした。
耳の柔らかい部分、硬い部分、中間的な部分を80万にも及ぶ耳のスキャンデータから適切なマッピングをした結果、どんな人が装着しても痛み・疲れにくい設計にこだわった設計になっています。また、長時間の密閉性が維持され首を左右に傾けても落ちず、装着感も安定しています。
欠点を挙げるとすれば、イヤホンを専用ポータブルケースから出してからデバイス(今回はiPhone11Proにて検証)に完全に接続されるまで、5~8秒ほどのタイムラグがありました。このラグの間に音楽等を再生するとデバイス側のスピーカーから音が流れてしまうので、電車内などは注意してください。イヤホンとデバイスの接続が完了すると「device connected」という音声が流れるので、この音声が聞こえてからデバイス側での操作をオススメします。
再生・停止、スキップなどの操作は左(L)側のイヤホンについているボタンを規定数押すことによって操作ができます。
ボタンはクリック感がある為、再生・停止してしまう操作ミスを防げるかと思います。
2回連続押し:次の曲に進む
3回連続押し:前の曲に戻る
2間長押し:Siri(GoogleNow,Alexa)が起動する
【電話】
1回押し:着信に出る
もう1度押す:電話を切る
3秒間連続押し:着信を切る(留守番電話に接続する)
小ネタ
右(R)側のイヤホンを耳から外すと音が一時停止される。(正確には音楽等は流れ続け、左側も一時的に無音になります)
人の話を聞きたいときなどにデバイス側を操作しなくてよいのは便利ですね!
音質
音質に関しては申し分ないと感じました。ゲーミング用に特化したEPOSならではの音質で非常にクリアで聴き取りやすいサウンドです。
ヴォーカルの声をしっかりクリアに聴かせてくれ、低音域~高音域までしっかりサポートしている印象を受けました。
中音:■■■■□
高音:■■■■□
EDMやElectro系の低音や重低音域が鳴り響く音楽を好む人には若干低音域が物足りないかもしれませんが、全体的にはいつまでも聴いていたくなるサウンドです。
強弱の明瞭がハッキリしており、バランスの取れた音の厚みがある。音が割れたり崩れたりする表現などもなかった。まるでヘッドホンで聞いているのかと錯覚するほど..。
さらに密閉性が高い為、音楽を再生していれば電車の轟音や騒音はほぼカットして快適でした。ノイズキャンセリング機能がないのにも関わらず素晴らしい点ですね。
EPOS | GTW 270 Hybrid SwitchやPCにも使える
GTW 270 Hybridの特徴はSwitchやPS4などのゲーム機器とイヤホンが接続できる「USB-Cドングル」が付属してくることです。これを使用するとaptX™低遅延接続でイヤホンと接続できます。
早速、Switchを使って使用感を確かめてみました。
使い方はいたってシンプル。
GTW 270 Hybridに付属している「ドングル」を使用したいデバイスのUSB-Cポートに差し込むだけ!
ドングルが紫に光ったらペアリング成功。「dongle connected」という音声が流れ自動的にイヤホンと接続されます。
※PS4やPCに使いたい場合は、付属品のUSB-A to USB-Cケーブル等を使い接続する。
使用感
遅延に関してはほぼ無いと言っても過言ではなく、音ゲーなども問題なく使用できるかと思います。
・また、Switchに使用して感じたのはドングルを使用しながらの充電やSwitch用のドッグに接続できない、Switch背面のスタンドが使用できないという点。SwitchにおけるUSB-C部分は様々な用途で使用する為、ドングル使用中は上記の事が出来ない。これらも注意が必要です。
EPOS | GTW 270 Hybrid まとめ
イヤホン本体、専用ポータブルケース、どちらも非常に軽量です。
イヤホンは、IPX5の防水性能を備え、汗や突然の降雨でも安心して利用できる。
音質もゲーマーにウケが良さそうなサウンド調になっており、音圧がある為、ゲームだけでなく音楽や動画を見るのにも非常に適していると感じました。
1回のフル充電で最長20時間も使えることから1日で使い切ることはほとんどないと思います!ヘビーユーザーにとっても嬉しい点!
EPOS初の完全ワイヤレスイヤホン、GTW2070Hybrid、GTW270は2021年1月21日より発売されます。
価格は、GTW 270 Hybridが26,800円(税込)、GTW 270が22,800円(税込)です。
気になった方は是非チェックしてみてください!
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